2013年02月24日

静鉄1000形(GM製)板キットについて

こんにちは。
管理人Sです。
前回に続き静鉄1000形のNゲージ鉄道模型について
取り上げたいと思います。



今回はその中からグリーンマックス製プラ板キットをご紹介します。
二枚目の写真のものがそうです。
1980年代に発売されていた商品です。
「305東急7000形中間車2両セット」とあります。
本当は素組みをして東急7000形の中間車両が出来るキットなのですが
付録の静鉄1000形正面パーツを利用して改造をすれば
静鉄1000形としても完成出来るといった商品です。
ただ中間車用セットのため別に「東急7000形先頭車2両セット1200円」も
合わせて準備しないと完全には制作出来ない商品でした。
その他動力ユニット・台車・パンタグラフなども別に必要とします。
現在もパッケージや値段は変わりましたが「東急7000形基本4両セット」として
たまに再生産販売をしている場合があります。



二枚目写真の後方に写っている車輌が普通に組み立てた場合の東急7000形先頭車で
手前の車輌が改造して仕上げた静鉄1000形です。
クーラーは別のGM製東急8090形板キットのものからパーツ取り。
静鉄1000形を制作する場合はまず屋根と側面の間に1㎜のプラ板を入れて
ボディ全体をかさ上げをしてさらに屋根部分をカッターやヤスリを使用して
削りながら整えていくR加工と側面上部に別売りのコルゲート板を
現物合わせで貼る事で完成させます。
素組みの場合と違いかなり手間と力量が試される作品となります。

あと[305東急7000形中間車2両セット」のパッケージ裏側が
写っており「改造ガイド」と題して静鉄1000形の改造方法が記載されております。
色々改造ポイントを分かりやすく紹介されているので実車をあまり知らなくても
ある程度は仕上げられそうです。
屋根全体にランボード(点検用足場)があり東急3000形キットのものを使用と
説明されていますが実車はパンタグラフ回りだけあった様な気がします。
私は学生だった頃休みの間JRの青春18切符を使い東京のグリーンマックス大山本店や
田端店へよくはしごをして買物に出かけた時期があり,その時店内商品ディスプレイの中に
GM製品改造例として東急7200形と並んで静鉄1000形も展示しているのを見かけました。
商品パッケージの説明書通りに仕上げており前面は斜め3本の緑色ライン入りの作品でした。
東京の地にて静岡ものに出会えたので当時とてもうれしかった事を思い出します。



静鉄1000形の模型も今の時代では色んなメーカーが製品化に参加しており
製品技術の向上と安価な設定に関心させられる事ばかりです。
しかし物を大切にするという意味では創意工夫して作った模型作品の方が
愛着が沸いていいと思いますのでこれからも物を大事にする模型作りを続けて行きたいと
思っております。

それではまた。(管理人S)  

Posted by フィールド・ナインSHIZUOKA  瀬川英明 at 15:57鉄道模型メーカー